WinActorでは、シナリオの実行や編集時の情報がログ出力されます。
ログの出力内容を基にシナリオがいつ実行されたかを確認することや、エラー発生時の発生箇所やその原因を特定することなどが可能です。
本記事では、WinActorのログ出力機能をご説明します。
1.ログ出力機能とは
2.実行ログ出力内容
3.実行ログをファイル出力する方法① 手動で出力する
4.実行ログをファイル出力する方法② 「ログ出力(ファイル指定)」ノード
5.実行ログをファイル出力する方法③ オプション画面で指定
ログ出力機能とは
ログ出力タブ

ログはWinActor画面下部の「ログ出力」タブから確認できます。

表示されていない場合は「表示→ログ出力」を選択すると表示されます。

「ログクリア」ボタンを押すとログがクリアされます。
実行ログ出力内容
シナリオ実行内容

シナリオを実行すると、実行開始メッセージ、実行したノードの名前とID、実行終了メッセージ、実行時間のログが出力されます。

「01_WinActor制御\08_実行ログ\ログメッセージ出力」ライブラリを使用して、任意のメッセージを出力することも可能です。
シナリオファイルの情報

シナリオの新規作成、読み込み、保存などの操作を行った情報が出力されます。
エラー発生内容

シナリオ実行時にエラーが発生した場合、エラー内容とエラーが発生しているノードの名前とIDが出力されます。
実行ログをファイル出力する方法① 手動で出力する
実行ログは外部出力できます。
拡張子は.log、.txt、.csvなどが指定可能です。
手順1

「ログ保存」ボタンを押します。
手順2

ファイル名と保存先を指定します。
拡張子を指定しない場合は.logファイルで保存されます。
結果

現在表示されているログの内容が全て出力されます。
実行ログをファイル出力する方法② 「ログ出力(ファイル指定)」ノード
手順1

「01_WinActor制御\08_実行ログ\ログ出力(ファイル指定)」ライブラリをシナリオに置きます。
手順2

プロパティを開き、下記の設定をおこないます。
ログファイル名:ログを出力するファイルを指定します。
絶対パスまたは相対パスが指定可能です。
結果

「ログ出力(ファイル指定)」ライブラリ以降の処理内容が全てログ出力されます。
シナリオ開始時からはログ出力できないため、「ログメッセージ出力」ライブラリと併用して開始ログを出力する使い方が一般的です。
実行ログをファイル出力する方法③ オプション画面で指定
手順1

ツール→オプションを選択してオプション画面を開きます。
手順2

「ログ」タブを選択します。
手順3

「実行ログを常に出力する」にチェックを入れ、ログファイルパスを指定します。
結果

実行ログが常に指定したファイルに出力されるようになります。












