Q:シナリオ作成時、部品ごとにテストやデバッグなど動作検証をおこなう方法はございますでしょうか。
ございます。
本記事では、テストやデバッグなど動作検証を行う際に便利な方法を説明いたします。
部分実行
動作検証を行いたいノード・グループを選択した状態で右クリックすると、部分実行が選択できます。
部分実行によるテストを行う前提でシナリオを作成する場合は、あらかじめ関連する処理をグループやサブルーチンでまとめておくと楽です。
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なお部分実行時は正常に動作するシナリオが、稼働時などシナリオを通して実行すると正常に動作しない場合もございます。
稼働前には必ず通してシナリオを実行するテストを行い、安定して動作するかご確認お願いいたします。
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またWinActorは実行が完了すると、変数の現在値をクリアしてしまいます。
上記のように、「待機ボックス」ノードを、動作検証したいノード・グループの後に配置することでWinActorが実行完了となるのを防ぎます。

変数一覧は「変数一覧」タブから確認できます。
ステップ実行
「ステップ実行」ボタンを押すことで、ノードの処理を一個ずつ順番に行うことができます。
後述のブレイクポイントと併用することで部分実行でも利用可能です。
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ブレイクポイント
ブレイクポイントを設定することで、シナリオの実行を一旦止めて変数値を確認したり、以降の処理をステップ実行することで順次処理内容を確認することができます。
ブレイクポイントは設定したいノードを右クリックして指定できます。
ブレイクポイントに設定されたノードは黄色の枠で囲まれます。
ブレイクポイントを解除するときは、設定したノードを再度右クリックして「ブレイクポイント解除」を選択します。
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「デバッグ:変数値保存」ライブラリ
変数の現在値を確認したい箇所に「01_WinActor制御\07_デバッグ\デバッグ:変数値保存」ライブラリを配置します。
プロパティを開き、出力する文字コードとファイルパスを指定します。
シナリオを実行するとノード実行時の変数値がファイル出力されます。